
自分のホームページを見てびっくり。11年も訪れていなかった大峯南奥駈の行仙小屋。暑さを覚悟して訪れたその地は、稜線は連日雨だった模様で22℃。麓のスポーツ公園で車中泊。朝起きたらしっかり”車中泊はご遠慮ください”の看板が目の前に。
久しぶりの鉄ばしご。今回はポリタンク持参で気合いが入っています。10ℓだけど。一旦ポリタンクを水場にデポして、先に自分のザックを小屋に上げます。行程約45分、標高差250m。・・ん?250m?そんな標高差でこんなにエライの?汗ダラダラ。ヒルがお出迎え。ブトもヌカ蚊も大歓迎してくれました。でも稜線の小屋は窓を開ければ風が涼しい。
お昼を食べて、さあ水汲みだ。ポリタンクをデポした水場までてくてく降りて、水汲み。まあ、10ℓならまだ何とか頑張れます。でも、すっかり稜線の小屋で乾いた汗がまたダラダラ。何とか小屋まで登り返し、汗を乾かして夕食。窓のそばで星を眺めながら、久しぶりのパソコンのない1日を楽しみました。
翌日は行仙岳まで45分の道のり。途中に真新しいクマの爪とぎ跡。頂上につくや否や、お腹がグルグル。朝は怖いね〜。こんなこともあろうかとトイレットペーパー持参で登りましたが、走って帰れば小屋まで我慢できるかもと、漏れそうなお尻を叱咤しながら一目散。何とか間に合いました。同行していただいたショウタン、きっと呆れていたことでしょう。
下山後は、これまた大恩人の湯川大明神にご挨拶。夏山海岸や那智の滝を紹介いただいた後は、新宮山彦代表の沖崎さんと新宮駅前の割烹で楽しい時間を過ごさせていただきました。最終日は朝7時発。海岸線をゆっくり流して田辺まで。もうこの海岸美しすぎ。またゆっくり来なくちゃ。外国なぞ行く必要がないわな。特に河口まで澄み切った水が流れているのに驚き、感動。
田辺からは高速で水島まで。自宅着が17:30。まあこれだけ時間をかければ、心も体もリラックスできます。その甲斐あってか、行仙水汲みで絞ったハズの体重が1kg増えているじゃないか!